コンテンツにスキップ

令和8年度 都立高校入試 数学

都立高校入試過去問に挑戦!

全部解かなくて大丈夫です。3問だけのコースもあります。答えたその場で丸つけと解説が出ます。

▶ 過去問に挑戦!

スマートフォンでは、この大きなボタンから全画面で開くのがおすすめです。下のプレビューでもそのまま解けます。

コースの選び方

  • まず3問だけ — 1分で終わります。まずはここから
  • 大問1 — 9問
  • 大問2 — 2問
  • 大問3 — 3問
  • 大問4 — 2問
  • 大問5 — 2問

まちがえた問題だけをあとでやり直せます。とちゅうでやめても、解いたところは保存されます。


図は原本PDFを見てください

問題文と選択肢はこのページに載せていますが、7問は図を使います。 下の「原本PDFを開く」から図を確認しながら解いてください。答えの入力と丸付けはこのページでできます。

じっくり読む

検査時間 50分 / 100点満点 / 大問5題・全18問

以下は全18問の問題と解説です。各問題の下にある「解答・解説」をタップすると、答えと考え方が開きます。

大問 内容 配点
1 小問集合 46点
2 文字式の利用と証明 12点
3 一次関数とグラフ 15点
4 平面図形・証明 17点
5 空間図形 10点

大問1 小問集合

〔問1〕(5点)

\(8 + \dfrac{1}{4} \times (-6^2)\) を計算せよ。

解答・解説

答え -1

\(-6^2 = -36\)(マイナスは2乗しません)。
\(\dfrac{1}{4} \times (-36) = -9\)、\(8 + (-9) =\) \(-1\)。

〔問2〕(5点)

\(\dfrac{a+2b}{3} - \dfrac{7a-b}{9}\) を計算せよ。

解答・解説

答え (-4a+7b)/9

\(\dfrac{3(a+2b)}{9} - \dfrac{7a-b}{9} = \dfrac{3a+6b-7a+b}{9} =\) \(\dfrac{-4a+7b}{9}\)。
\(-(7a-b) = -7a+b\) と符号に注意します。

〔問3〕(5点)

\((1-\sqrt{5})^2\) を計算せよ。

解答・解説

答え 6-2√5

\(1^2 - 2\times1\times\sqrt{5} + (\sqrt{5})^2 = 1 - 2\sqrt{5} + 5 =\) \(6 - 2\sqrt{5}\)。
\((\sqrt{5})^2 = 5\) を忘れずに。

〔問4〕(5点)

一次方程式 \(7x + 6 = 2x - 9\) を解け。

解答・解説

答え -3

\(7x - 2x = -9 - 6\) より \(5x = -15\)、よって \(x = -3\)。

〔問5〕(5点)

連立方程式 \(\begin{cases} x + 3y = 1 \\ 2x + 5y = 4 \end{cases}\) を解け。

解答・解説

答え x = 7 y = -2

上の式×2: \(2x + 6y = 2\)。下の式との差をとると \(y = -2\)。
\(x + 3(-2) = 1\) より \(x = 7\)。

〔問6〕(5点)

二次方程式 \(x^2 + 7x - 8 = 0\) を解け。

解答・解説

答え 小さい解 -8 大きい解 1

かけて \(-8\)、たして \(7\) になるのは \(8\) と \(-1\)。
\((x+8)(x-1) = 0\) より \(x = -8, 1\)。

〔問7〕(5点)

ある中学校の生徒100人の通学時間を調べた度数分布表(0〜5分:4人、5〜10分:15人、10〜15分:28人、15〜20分:21人、20〜25分:16人、25〜30分:9人、30〜35分:7人、計100人)がある。15分以上20分未満の階級までの累積相対度数はどれか。

  • ア0.21
  • イ0.32
  • ウ0.47
  • エ0.68
解答・解説

答え エ 0.68

15〜20分の階級までの累積度数は \(4 + 15 + 28 + 21 = 68\) 人。
累積相対度数 \(= \dfrac{68}{100} =\) \(0.68\)。
「累積」なのでその階級までの合計を使います。0.21 はその階級だけの相対度数です。

〔問8〕(5点)

図1で、点Oは線分ABを直径とする半円の中心である。点Cは \(\overset{\frown}{AB}\) 上、点Dは \(\overset{\frown}{BC}\) 上にある点で、点Oと点D、点Aと点C、点Bと点C、点Bと点D、点Cと点Dをそれぞれ結ぶ。\(\angle BAC = 65°\)、\(\angle BCD = 42°\) のとき、\(x\) で示した \(\angle CBD\) の大きさは何度か。

図1 線分ABを直径とする半円

図1 線分ABを直径とする半円
解答・解説

答え 23

直径に対する円周角より \(\angle ACB = 90°\)。
\(\angle ABC = 180° - 90° - 65° = 25°\)。
弧の関係と \(\angle BCD = 42°\) から計算すると \(\angle CBD =\) \(23°\)。
直径 → 円周角90° が出発点です。

〔問9〕(6点)

図2で、円Bは、円Aを点Oを中心として反時計回り(矢印の方向)に回転移動させたものである。解答欄に示した図をもとにして、円Aを点Oを中心として反時計回りに90°回転移動させてできる円の中心Bを、定規とコンパスを用いて作図によって求め、点Bの位置を示す文字Bも書け。ただし、作図に用いた線は消さないでおくこと。

図2 円Aを点Oを中心に回転移動させた円B

図2 円Aを点Oを中心に回転移動させた円B
解答・解説

答え 記述問題(自分で書いてから、下の解説と見くらべましょう)

90°回転移動なので、①OAを引く ②OでOAに垂直な直線を作図する(反時計回りの側)③コンパスでOAの長さをうつし、\(OB = OA\) となる点Bをとる、の手順です。
回転移動では中心からの距離が変わらないことがポイント。作図に使った弧は消すと減点になります。

自分で確かめるポイント

  • 点Oと点Aを結んだ
  • 点Oを中心に、OAと90°をなす半直線を作図した(垂線の作図)
  • その半直線上に OB = OA となる点をとった
  • 点Bと書き、作図に使った線を消していない

大問2 文字式の利用と証明

〔問1〕(5点)

[先生が示した問題]一の位の数が0でない2けたの自然数Pについて、Pの十の位の数と一の位の数を入れかえてできる数をQとする。P+QをR、Pの各位の数の和とQの各位の数の和をたした値をSとし、R−Sの値を考える。
(例: P=71 のとき Q=17、R=88、S=(7+1)+(1+7)=16、R−S=72)
Pの各位の数の和が10のとき、R−Sの値を求めよ。

解答・解説

答え 90

\(P = 10a+b\)、\(Q = 10b+a\) とすると \(R = 11(a+b)\)。
\(S = (a+b)+(b+a) = 2(a+b)\)。
\(R - S = 9(a+b)\)。各位の数の和が10なので \(9 \times 10 =\) \(90\)。

〔問2〕(7点)

[Kさんのグループが作った問題]一の位の数が0でない3けたの自然数Xについて、Xの百の位の数と一の位の数を入れかえてできる数をYとする。X+YをZ、Xの各位の数の和とYの各位の数の和をたした値をWとする。
Xの百の位の数を \(a\)、十の位の数を \(b\)、一の位の数を \(c\) とし、XとYをそれぞれ \(a, b, c\) を用いた式で表し、Z−Wの値が9の倍数となることを証明せよ。

解答・解説

答え 記述問題(自分で書いてから、下の解説と見くらべましょう)

\(X = 100a+10b+c\)、\(Y = 100c+10b+a\) とすると
\(Z = X+Y = 101a + 20b + 101c\)
\(W = (a+b+c)+(c+b+a) = 2a+2b+2c\)
\(Z-W = 99a + 18b + 99c =\) \(9(11a+2b+11c)\)
\(11a+2b+11c\) は整数だから、\(9(11a+2b+11c)\) は9の倍数。
「\(9 \times\) 整数」の形に変形して、かっこの中が整数であることを述べるのが定石です。

自分で確かめるポイント

  • X = 100a + 10b + c、Y = 100c + 10b + a と表した
  • Z = X + Y = 101a + 20b + 101c を求めた
  • W = (a+b+c) + (c+b+a) = 2a + 2b + 2c を求めた
  • Z − W = 99a + 18b + 99c = 9(11a + 2b + 11c) と変形した
  • 「11a+2b+11c は整数だから9の倍数」と結論づけた

大問3 一次関数とグラフ

〔問1〕(5点)

曲線 \(\ell\) は関数 \(y = \dfrac{1}{2}x^2\) のグラフである。点A、点Bはともに曲線 \(\ell\) 上にあり、\(x\) 座標はそれぞれ \(-4\)、\(2\) である。点Pの \(y\) 座標を \(a\) とする。点Pが点Aから点Bまで動くとき、\(a\) のとる値の範囲は \(① \leqq a \leqq ②\) である。①②に当てはまるものを選べ。

図1 曲線ℓ(y = x²/2)と点A・B

図1 曲線ℓ(y = x²/2)と点A・B
  • ア −8 イ −4 ウ −2 エ 0
  • オ 2 カ 4 キ 8 ク 16
  • ※ ②は キ(オカキクの3番目)です。ボタンは ア イ ウ エ を使います
解答・解説

答え ① エ ② キ

\(A(-4, 8)\)、\(B(2, 2)\)。PがAからBまで動くとき、途中で原点を通るので \(a\) の最小値は 0(①エ)。
最大値は \(x = -4\) のときの 8(②キ)。
端の値だけを見て \(2 \leqq a \leqq 8\) としないよう注意しましょう。

〔問2〕(5点)

点Pの \(x\) 座標が3のとき、点Pを通り、2点A・Bを結んでできる線分と平行になる直線の式はどれか。

  • ア\(y = -x + 4\)
  • イ\(y = -x + \dfrac{15}{2}\)
  • ウ\(y = -\dfrac{1}{2}x + 4\)
  • エ\(y = -\dfrac{1}{2}x + \dfrac{15}{2}\)
解答・解説

答え イ \(y = -x + \dfrac{15}{2}\)

\(A(-4,8)\)、\(B(2,2)\) より傾き \(= \dfrac{2-8}{2-(-4)} = -1\)。
\(P\left(3, \dfrac{9}{2}\right)\) を通るので \(\dfrac{9}{2} = -3 + c\)、\(c = \dfrac{15}{2}\)。
よって \(y = -x + \dfrac{15}{2}\)。

〔問3〕(5点)

図2は、点Pの \(x\) 座標が4より大きい数のとき、\(y\) 軸を対称の軸として点Aと線対称な点をCとし、点Pを通り \(y\) 軸に平行な直線を引き、\(x\) 軸との交点をQ、線分PQ上にあり \(y\) 座標が点Aの \(y\) 座標と等しい点をRとした場合を表している。四角形ABCPの面積が \(\triangle BQR\) の面積の4倍になるとき、点Pの \(x\) 座標を求めよ。

図2 曲線と点A・C・P

図2 曲線と点A・C・P
解答・解説

答え 6

\(A(-4,8)\)、\(B(2,2)\)、\(C(4,8)\)(Aとy軸対称)、\(P\left(t, \dfrac{t^2}{2}\right)\)、\(Q(t,0)\)、\(R(t,8)\)。
四角形ABCPと \(\triangle BQR\) の面積を \(t\) で表し、4倍の関係を解くと \(t = 6\)。


大問4 平面図形・証明

〔問1〕(5点)

図1で、四角形ABCDは正方形である。点Pは辺CD上にある点で、頂点C・頂点Dのいずれにも一致しない。頂点Aと点P、頂点Bと頂点Dをそれぞれ結び、線分APと線分BDとの交点をQとする。\(\angle DAP = a°\) とするとき、\(\angle BQP\) の大きさを表す式はどれか。

図1 正方形ABCD

図1 正方形ABCD
  • ア\((135-a)\) 度
  • イ\((120-a)\) 度
  • ウ\((60+a)\) 度
  • エ\((45+a)\) 度
解答・解説

答え ア \((135-a)\) 度

正方形の対角線BDより \(\angle ADB = 45°\)。
\(\triangle AQD\) に注目すると、\(\angle AQD = 180° - 45° - a° = (135-a)°\)。
\(\angle BQP\) は \(\angle AQD\) の対頂角なので \((135-a)\) 度。

〔問2〕(12点)

図2は、図1において、線分APをPの方向に延ばした直線と、辺BCをCの方向に延ばした直線との交点をR、頂点Cを通り線分BDに平行な直線を引き、線分PRとの交点をSとした場合を表している。
① \(\triangle AQD \backsim \triangle RSC\) であることを証明せよ。
② AB = 12cm、CP = 3cm のとき、線分PSの長さは \(\dfrac{おか}{き}\) cm である。

図2 正方形ABCDと点R・S

図2 正方形ABCDと点R・S
解答・解説

答え 記述問題(自分で書いてから、下の解説と見くらべましょう)

①の証明
△AQDと△RSCにおいて、四角形ABCDは正方形だから AD ∥ BR。
平行線の錯角は等しいから \(\angle DAQ = \angle CRS\) …(1)
対頂角は等しいから \(\angle AQD = \angle RQB\) …(2)
BD ∥ CS より平行線の同位角は等しいから \(\angle RQB = \angle RSC\) …(3)
(2)(3)より \(\angle AQD = \angle RSC\) …(4)
(1)(4)より2組の角がそれぞれ等しいから \(\triangle AQD \backsim \triangle RSC\)

②の答え: PS = \(\dfrac{15}{7}\) cm(おか = 15、き = 7)

自分で確かめるポイント

  • ① AD ∥ BR から平行線の錯角が等しいことを示した
  • ① 対頂角が等しいこと、BD ∥ CS から同位角が等しいことを使った
  • ① 「2組の角がそれぞれ等しい」と結論づけた
  • ② PS = 15/7 cm と答えた

大問5 空間図形

〔問1〕(5点)

立体A−BCDは、AD = BC = BD = CD = 8cm、\(\angle ADB = \angle ADC = 90°\) の三角すいである。辺ABの中点をM、辺ADの中点をNとし、辺AC上にある点をPとして、点Mと点N、点Mと点P、点Nと点Pをそれぞれ結ぶ。PN ∥ CD となるとき、\(\triangle MPN\) の内角である \(\angle MPN\) の大きさは何度か。

図1 三角すいA-BCD

図1 三角すいA-BCD
解答・解説

答え 60

中点連結定理より \(MN = \dfrac{1}{2}BD = 4\)。
PN ∥ CD より P は AC の中点なので \(PN = \dfrac{1}{2}CD = 4\)、\(MP = \dfrac{1}{2}BC = 4\)。
3辺が等しい正三角形になるので \(\angle MPN =\) \(60°\)。

〔問2〕(5点)

図2は、図1において頂点Cと点M、頂点Dと点Mをそれぞれ結んだ場合を表している。PC = 7AP のとき、立体M−CDNPの体積は何 cm³ か。

図2 三角すいA-BCDと線分CM・DM

図2 三角すいA-BCDと線分CM・DM
解答・解説

答え 20√3

\(\angle ADB = \angle ADC = 90°\) より AD は面BCDに垂直。△BCDは1辺8cmの正三角形です。
PC = 7AP より P は AC を \(1:7\) に分ける点。
立体M−CDNP を四面体に分けて計算すると、体積は \(20\sqrt{3}\) cm³ になります。


答え一覧

見直し用です。考え方は各問題の「解答・解説」を開いてください。

大問 問 答え
1 〔問1〕 -1
1 〔問2〕 (-4a+7b)/9
1 〔問3〕 6-2√5
1 〔問4〕 -3
1 〔問5〕 x = 7 y = -2
1 〔問6〕 小さい解 -8 大きい解 1
1 〔問7〕 エ
1 〔問8〕 23
1 〔問9〕 記述
2 〔問1〕 90
2 〔問2〕 記述
3 〔問1〕 ① エ ② キ
3 〔問2〕 イ
3 〔問3〕 6
4 〔問1〕 ア
4 〔問2〕 記述
5 〔問1〕 60
5 〔問2〕 20√3

出典・原本

問題・正答は東京都教育委員会の公開資料によります。原本は以下から確認できます。

解説はYELL for ALLが独自に作成したものです。図・表は原本の画像ではなく、問題文の条件や数値から作り直しています。