コンテンツにスキップ

二次関数

数学I の中心となる単元です。平方完成して頂点を出すという1つの技術が、グラフ・最大最小・方程式・不等式のすべての入口になります。逆に、ここで手を抜くと後半がすべて苦しくなります。

この単元で学ぶこと

ページ 学べること
1. 二次関数のグラフ 放物線・頂点・軸、\(y=ax^2\) の形、平行移動、平方完成
2. 最大値と最小値 定義域つきの最大最小、頂点が範囲の内か外か、文章題、おきかえ
3. 二次方程式と判別式 因数分解と解の公式、判別式 \(D\)、共有点の個数、接する条件
4. 二次不等式 グラフから解を読む、\(D \leqq 0\) の特別な場合、連立、つねに成り立つ条件

動かして学ぶ

  • 二次関数ラボ — 4つのモードで、係数を動かしながら二次関数のふるまいを確かめられます
モード 見えること
平方完成 平方完成の途中式と頂点。\(y=ax^2\) からの平行移動が矢印で表示されます
最大・最小 定義域の帯を動かすと、最大・最小の位置が端と頂点のあいだで飛びうつります
判別式 \(D\) の値と共有点の個数。解は根号のまま表示されます
二次不等式 不等号を満たす部分が太線と帯でハイライトされます

全体の地図

flowchart TD
    A["y = ax² + bx + c"] --> B["平方完成<br/>y = a(x − p)² + q"]
    B --> C["頂点 (p, q)・軸 x = p"]
    C --> D["グラフがかける"]
    D --> E["定義域つきの<br/>最大・最小"]
    D --> F["x軸との共有点<br/>= 二次方程式の解"]
    F --> G["判別式 D = b² − 4ac"]
    F --> H["二次不等式<br/>(上か下かを読む)"]

つまずきやすいポイント

この単元でよく出る失敗

  • 平方完成でくくった数を掛け忘れる:\(2(x^2-4x)\) から出てくるのは \(-4\) ではなく \(-8\)。
  • 頂点の符号を読み違える:\(y=(x+3)^2\) の頂点は \((-3,\,0)\)。かっこの中が \(0\) になる \(x\)。
  • 定義域を無視して頂点で答える:頂点が範囲の外なら、答えは端にうつります。
  • 「最大値なし」と書けない:下に凸で範囲に制限がなければ、最大値は存在しません。
  • 不等式で \(-1\) をかけて向きを変え忘れる:\(x^2\) の係数を正にするときの定番ミス。
  • \(>0\) の解を \(\alpha<x<\beta\) と書く:下に凸のとき \(>0\) は外側です。

つながり

  • 平方完成は 因数分解 の \((a+b)^2=a^2+2ab+b^2\) をそのまま逆に使っています。
  • 二次不等式の答えは、一次不等式 と同じく数直線で表せます。連立は共通部分。
  • 不等式の解は 命題と条件 の真理集合そのもので、必要条件・十分条件の判定に直結します。
  • 判別式は数学II の「解と係数の関係」「複素数」へ続きます。\(D<0\) のとき現れるのが虚数です。