コンテンツにスキップ

令和7年度 都立高校入試 社会

都立高校入試過去問に挑戦!

全部解かなくて大丈夫です。3問だけのコースもあります。答えたその場で丸つけと解説が出ます。

▶ 過去問に挑戦!

スマートフォンでは、この大きなボタンから全画面で開くのがおすすめです。下のプレビューでもそのまま解けます。

コースの選び方

  • まず3問だけ — 1分で終わります。まずはここから
  • 小問集合 2問 — 大問1。歴史と公民から1問ずつ
  • 世界地理 3問 — 大問2。気候・工業・貿易
  • 日本地理 3問 — 大問3。自然環境・農業・交通
  • 歴史 4問 — 大問4。建築・絵画・美術館の年表
  • 公民 4問 — 大問5。人権・労働・財政と金融
  • 国際社会 3問 — 大問6。食料の輸入・技術協力・貿易

まちがえた問題だけをあとでやり直せます。とちゅうでやめても、解いたところは保存されます。


じっくり読む

検査時間 50分 / 100点満点 / 大問6題・全20問

以下は全20問の問題と解説です。各問題の下にある「解答・解説」をタップすると、答えと考え方が開きます。

大問 内容 配点
1 小問集合 15点
2 世界地理 15点
3 日本地理 15点
4 歴史(美術) 20点
5 公民(労働・経済) 20点
6 国際社会 15点

大問1 小問集合

〔問1〕(5点)

野外観察ノートの<ルートマップ>にD点として示されている地点と同一の地点が含まれている地形図に当てはまるのはどれか。(D点は逗子海水浴場。下の写真はD点から矢印の方向に撮影したもの)

ルートマップ。逗子駅から逗子銀座商店街、東郷橋を経て逗子海水浴場までの経路。A点からD点が示されている A 逗子駅 B 逗子銀座商店街 C 東郷橋 D 逗子海水浴場 0 ── 100m
D点(逗子海水浴場)から矢印の方向に撮影した写真。砂浜の先に海が広がり、右手に岬が見える
D点から矢印の方向に撮影した写真
地形図ア。D点が示されている
地形図イ。D点が示されている
地形図ウ。D点が示されている
地形図エ。D点が示されている

地形図: 国土地理院発行 2万5千分の1 地形図「鎌倉」

ルートマップ・D点からの写真・ア〜エの地形図
  • アア の地形図
  • イイ の地形図
  • ウウ の地形図
  • エエ の地形図
解答・解説

答え イ イ の地形図

イが正解です。手がかりは3つ。
① D点は海に面している: 逗子海水浴場なので、砂浜に接しています。
② 東郷橋を渡った先: ルートマップのとおり、川を渡って海岸へ出ます。
③ 写真の風景と合う: D点から見て右手(東側)に岬があり、そこに建物が並んでいます。イの地形図では、D点の東に岬が張り出しています。
地形図の問題は「海・川・等高線」の3つをまず確かめると、選択肢をしぼりやすくなります。

〔問2〕(5点)

次の文で述べている人物に当てはまるのはどれか。
「幕府に対する御家人の不満が高まる中で、朝廷に政治の実権を取り戻そうと戦いを起こしたこの人物は、幕府への不満をもつ御家人や新興の武士を味方に付け、幕府を倒した後、天皇を中心とした政治を行った。」

  • ア後白河天皇
  • イ聖武天皇
  • ウ桓武天皇
  • エ後醍醐天皇
解答・解説

答え エ 後醍醐天皇

後醍醐天皇です。鎌倉幕府を倒し、天皇中心の建武の新政を行いました。
ア 後白河天皇: 平安末期、平氏と源氏の争いの時代。イ 聖武天皇: 奈良時代、東大寺の大仏。ウ 桓武天皇: 平安京に都を移した天皇。「幕府を倒した」「天皇中心の政治」という2つの手がかりで絞れます。

〔問3〕(5点)

次の文で述べている地方公共団体の歳入項目に当てはまるのはどれか。
「地方公共団体の収入のうち、国と地方公共団体の経費負担区分に基づき、義務教育、公共事業や社会保障など特定の仕事の費用を国が一部負担する依存財源の一つである。」

  • ア国庫支出金
  • イ地方税
  • ウ地方交付税交付金
  • エ地方債
解答・解説

答え ア 国庫支出金

国庫支出金です。使いみちが決まっている(義務教育・公共事業など特定の仕事)のが特徴。
イ 地方税: 自分で集める自主財源。ウ 地方交付税交付金: 国から来るが使いみちは自由。エ 地方債: 地方公共団体の借金。「使いみちが決まっているか」「国から来るか」の2つで区別しましょう。


大問2 世界地理

世界の略地図です。〔問1〕〜〔問3〕はこの略地図について答えます。A〜Dは都市、P〜Sは国を表します。

世界の略地図。都市A〜Dと、色をつけた国P〜Sの位置が示されている

〔問1〕(5点)

Ⅰの文で述べている都市に当てはまるのは略地図中のA〜Dのうちどれか。また、その都市の雨温図に当てはまるのはⅡのア〜エのうちどれか。

Ⅰ

年間を通して高温で、夏に海洋から吹く南西の風などの影響を受けて雨季となる気候は、ジュート(黄麻)の栽培に適しており、河川の流域などで栽培されたジュート(黄麻)は収穫後に工場に運ばれ、穀物を入れるための袋などに加工されている。

ア〜エの雨温図。それぞれ年平均気温と年降水量、各月の平均気温の折れ線と降水量の棒グラフが示されている
Ⅰの文と、Ⅱのア〜エの雨温図
  • 略地図: ボタンの ア イ ウ エ が、それぞれ A B C D に対応します
  • 雨温図: ア〜エ をそのまま選びます
解答・解説

答え 略地図 A〜D ウ 雨温図 ア〜エ エ

ジュート(黄麻)の産地はガンジス川流域(インド・バングラデシュ)。略地図ではCがこの地域にあたります。
雨温図はエ(年平均気温 27.3℃・年降水量 1832.1mm)。年間を通して高温で、6〜9月に降水量が集中しているのが南西の季節風(モンスーン)による雨季の特徴です。
ア(14.7℃・499.3mm)は冬に雨が多い地中海性気候、ウ(12.7℃・412.4mm)は冷涼で少雨なので区別できます。

〔問2〕(5点)

表のア〜エは略地図中に色をつけて示したP〜Sのいずれかの国の、2020年における千人当たりの自動車保有台数と自動車工業の様子である。P〜Sのそれぞれの国に当てはまるものを答えよ。

2020年における千人当たりの自動車保有台数と自動車工業の様子

千人当たりの自動車保有台数(台)自動車工業などの様子
ア77.7自動車工場は主にこの国で最大の人口を有する都市に集中しており、日系企業を中心とした企業により生産が行われている。生産された自動車は、輸出入に対する関税が原則として撤廃されているアジア諸国を中心に輸出されている。
イ112.3自動車工場は主に海峡に面した北部の都市に集中しており、ヨーロッパ系企業により生産が行われている。生産された自動車は、歴史的につながりの強いヨーロッパの国々を中心に輸出されている。
ウ214.5自動車工場は主に南東部の都市に集中しており、ヨーロッパ系企業を中心とした企業により生産が行われている。原材料には国内で産出される鉄鉱石が使用されており、生産された自動車は、同じ大陸内の国々を中心に輸出されている。
エ860.4自動車工場は北東部の都市から中西部の都市にかけて分布しており、複数の国々の企業により生産が行われている。生産された自動車は、自由貿易協定を結ぶ隣国を中心に輸出されている。
ア〜エの表
解答・解説

答え P ウ Q エ R ア S イ

略地図のP〜Sは、P=ブラジル、Q=アメリカ合衆国、R=インドネシア、S=モロッコです。
P(ブラジル)=ウ: 南東部に工場が集中、国内産の鉄鉱石を使用、同じ大陸内(南アメリカ)へ輸出。
Q(アメリカ)=エ: 860.4台と飛びぬけて多く、自由貿易協定を結ぶ隣国(カナダ・メキシコ)へ輸出。
R(インドネシア)=ア: 最大人口の都市(ジャカルタ)に集中、日系企業中心、ASEANのアジア諸国へ輸出。
S(モロッコ)=イ: 海峡(ジブラルタル海峡)に面した北部、ヨーロッパ系企業、歴史的つながりの強いヨーロッパへ輸出。
全部正しく答えたときだけ得点になります。

〔問3〕(5点)

Ⅲの文章で述べている国に当てはまるのはどれか。

Ⅲ

北東部で産出された鉄鉱石などの資源を利用して近代工業が発達し、現在では、航空機産業においてヨーロッパの中心となっている。南西部の都市に本社をおく航空機メーカーの工場に、各国で製造された部品が集められ、最終組み立てが行われている。

2019年では、北部にある首都などに429社の日系現地法人が進出しており、この国から日本への機械類及び輸送用機器の輸出額は、約4763億円となっている。

Ⅰ・Ⅱの略地図から読み取れる区分

Ⅰ 日系現地法人数(2019年)Ⅱ 日本への機械類・輸送用機器の輸出額(2019年)
イギリス400社以上1000億円〜1兆円未満
ドイツ400社以上1兆円以上
フランス400社以上(429社)100億円〜1000億円未満(約4763億円)
スペイン100社以上400社未満100億円〜1000億円未満
Ⅲの文と、Ⅰ・Ⅱの資料
  • アイギリス
  • イドイツ
  • ウフランス
  • エスペイン
解答・解説

答え ウ フランス

フランスです。決め手は3つ。①航空機産業の中心(南西部トゥールーズにエアバスの最終組立工場)、②北部にある首都(パリ)、③日系現地法人429社・輸出額約4763億円という具体的な数値です。
ドイツは日本への輸出額が1兆円以上なので当てはまりません。文中の数値を資料と照らし合わせるのが確実な解き方です。


大問3 日本地理

日本の略地図です。〔問1〕〜〔問2〕はこの略地図について答えます。A〜D、W〜Zは県を表します。

日本の略地図。県A〜Dと県W〜Zの位置が示されている

〔問1〕(5点)

表のア〜エは、略地図中のA〜Dのいずれかの県の自然環境と国立公園の景観についてまとめたものである。A〜Dのそれぞれの県に当てはまるものを答えよ。

自然環境と国立公園の景観
ア○中央部には南北方向に山脈が連なっている。冬季には、山脈の西側では降雪量が多くなり、東側では西側より降雪量が少なく、日照時間が長くなっている。
○近隣の県にまたがる山岳地帯は国立公園に指定され、国立公園内では、火山活動により形成された湖や、河川により形成された渓谷が見られる。
イ○北西部には南北方向に山脈が連なっている。南部は黒潮の影響を受け、冬でも温暖な気候となっている。
○中央部に位置する半島と周辺の地域は国立公園に指定され、国立公園内では、岬や入り江の多い入り組んだ海岸線が見られる。
ウ○東部には南北方向に山地が連なっている。南部の盆地を西流する河川の下流域には平野が形成されている。
○世界最大級のカルデラをもつ火山やその北側に連なる火山群などは国立公園に指定され、国立公園内には多くの温泉が見られる。
エ○南部には東西方向に山脈が連なっている。北流する河川の下流域には平野が形成されており、水不足に備えて造られたため池が点在している。
○北部に広がる海域は日本で最初の国立公園に指定され、国立公園内の島々では、火山活動により形成された地形が見られる。
ア〜エの表(自然環境と国立公園の景観)
解答・解説

答え A ア B イ C エ D ウ

特徴的なキーワードから場所を特定します。
ア=A(秋田県): 奥羽山脈が南北に連なり、冬は日本海側で雪が多い。十和田八幡平国立公園。
イ=B(和歌山県): 黒潮の影響で温暖、中央部の半島=紀伊半島、入り組んだ海岸線(リアス海岸)。
エ=C(香川県): ため池が点在(讃岐平野)、日本で最初の国立公園=瀬戸内海。
ウ=D(熊本県): 世界最大級のカルデラ=阿蘇山、温泉が多い。

〔問2〕(5点)

Ⅲの文章で述べている県に当てはまるのは略地図中のW〜Zのうちどれか。また、ⅠとⅡの表のア〜エのうちどれか。

Ⅰ 2020年度(「令和2年度6次産業化総合調査」より作成)

観光農園年間売上金額(百万円)観光農園数(経営体)
ア2505540
イ615200
ウ26060
エ28560
全国293205120

Ⅱ 2020年(「データでみる県勢」第31版などより作成)※ − は生産量が不明

果実収穫量(t)みかん(t)りんご(t)日本なし(t)ぶどう(t)
ア79508166659435000
イ108871−41500154015500
ウ13879−33910500508
エ305346167100235581320
全国2649127765800763300170500163400

Ⅲ

○明治時代初期に、一日の寒暖差が大きいことなどを生かしてさくらんぼの栽培が始まり、現在まで様々な品種改良が行われ、2020年のさくらんぼの収穫量は全国1位となっている。

○さくらんぼなどを生産する農家の中には、農作業体験などを行う観光農園を営業している農家があり、2020年度における観光農園年間売上金額は5億円を超えている。

Ⅰ・Ⅱの表とⅢの文章
  • 略地図: ボタンの ア イ ウ エ が、それぞれ W X Y Z に対応します
  • 表: ア〜エ をそのまま選びます
解答・解説

答え 略地図 W〜Z ア 表 ア〜エ イ

さくらんぼ(おうとう)の収穫量が全国1位なのは山形県。略地図ではWです。
表では、観光農園年間売上金額が615百万円=6億円超(5億円を超えている)のイが該当。Ⅱの表でもイはりんご41500tと多く、みかんがない(東北地方)ことと一致します。
エはみかん167100tで和歌山県など、アはぶどう35000tで山梨県などと区別できます。

〔問3〕(5点)

茨城県ひたちなか市で、2024年に国から工事施行認可を取得した鉄道の延伸(Ⅲ)が実施された後、観光地Aと観光地Bの間の移動はどのように変わるか。ⅠとⅡをふまえて簡単に述べよ。

原本の資料を見て解きます

この問題は、ここに載せていない資料(年表・グラフ・選択肢の文など)を使います。原本PDFを開いてから取り組んでください。

解答・解説

答え 記述問題(自分で書いてから、下の解説と見くらべましょう)

模範解答は「Ⅲが実施された後は、観光地Bの南口付近に建設された新駅を利用できるようになることから、鉄道で観光地Aと観光地Bの間を移動する場合の交通の利便性が高まる。」です。
記述のコツは「何が変わって → どうなるか」を1文でつなぐこと。①新駅ができる ②鉄道で移動できる ③便利になる、の3点を入れます。
Ⅰ(地図)・Ⅱ(鉄道の位置)・Ⅲ(延伸計画)の資料は原本PDFを開いて確かめてください。

自分で確かめるポイント

  • 観光地Bの南口付近に新駅ができることに触れた
  • その新駅が利用できるようになることを書いた
  • 観光地AとBの間を鉄道で移動できるようになる(交通の利便性が高まる)と書いた

大問4 歴史(美術)

〔問1〕(5点)

ア〜ウは飛鳥時代から鎌倉時代にかけて権力者が造営した建築物である。
ア 北条時宗が元軍の襲来後に建立した円覚寺
イ 蘇我馬子が建立した飛鳥寺
ウ 平清盛が宋との貿易の安全を祈願した社殿
①造営した時期の古い順に並べ、②略地図中のAに当てはまるものを答えよ。

解答・解説

答え 古い順 1番目 イ 2番目 ウ 3番目 ア 略地図A ア

時期の順: イ → ウ → ア
イ 飛鳥寺(蘇我馬子・飛鳥時代、6世紀末)→ ウ 厳島神社(平清盛・平安時代末、12世紀)→ ア 円覚寺(北条時宗・鎌倉時代、13世紀、元寇の後)。
略地図A=ア: 円覚寺は「幕府の所在地」つまり鎌倉にあります。飛鳥寺は奈良県、厳島神社は広島県です。
全部正しく並べたときだけ得点になります。

〔問2〕(5点)

ア〜エは室町時代から江戸時代にかけて描かれた絵画などについて述べたものである。時期の古いものから順に並べよ。
ア 菱川師宣「見返り美人図」
イ 狩野内衛(豊臣家の絵師・南蛮屏風)
ウ・エ の本文は原本PDFで確かめてください

原本の資料を見て解きます

この問題は、ここに載せていない資料(年表・グラフ・選択肢の文など)を使います。原本PDFを開いてから取り組んでください。

解答・解説

答え 1番目 エ 2番目 イ 3番目 ア 4番目 ウ

正しい順は エ → イ → ア → ウ。
室町時代(エ)→ 安土桃山時代の狩野内衛(イ・豊臣家の絵師、南蛮屏風)→ 江戸時代前期の菱川師宣(ア・「見返り美人図」、浮世絵の祖)→ 江戸時代後期(ウ)の順です。
人物が仕えた権力者(織田信長・豊臣秀吉・徳川家)を手がかりにすると並べやすくなります。全部正しく並べたときだけ得点です。
ウ・エの本文は転載できないため、原本PDFを見ながら確かめてください。

〔問3〕(5点)

Ⅰの略年表(江戸時代末期〜明治時代の美術に関する出来事)とⅡの表(1867年と1900年の万国博覧会への日本からの絵画の出品)から読み取れることを、「日本画」「西洋画」という語句を用いて簡単に述べよ。

原本の資料を見て解きます

この問題は、ここに載せていない資料(年表・グラフ・選択肢の文など)を使います。原本PDFを開いてから取り組んでください。

解答・解説

答え 記述問題(自分で書いてから、下の解説と見くらべましょう)

模範解答は「政府が設置した学校において日本画や西洋画の指導が行われる中で、1867年の万国博覧会では全て浮世絵だった日本からの絵画の出品が、1900年は全て日本画と西洋画になった。」です。
記述のコツは「背景(学校での指導)→ 変化(浮世絵から日本画・西洋画へ)」の順に書くこと。年表と表の両方から読み取った内容を入れるのがポイントです。
Ⅰの略年表とⅡの表は原本PDFを開いて読み取ってください。

自分で確かめるポイント

  • 政府が設置した学校で日本画や西洋画の指導が行われたことに触れた
  • 1867年の万国博覧会では全て浮世絵だったと書いた
  • 1900年は全て日本画と西洋画になったと書いた
  • 「日本画」「西洋画」という語句を使った

〔問4〕(5点)

略年表のA〜Dのそれぞれの時期に当てはまるものを答えよ。
ア 急激な円高で絵画価格が高騰
イ 国家総動員法の制定で資材が統制
ウ 経済の民主化・主権回復、国立近代美術館の開館
エ 急速な経済成長のなか、太陽の塔の万国博覧会

解答・解説

答え A(1926〜1938) イ B(1943〜1959) ウ C(1959〜1975) エ D(1983〜1995) ア

出来事の年を手がかりに当てはめます。
A=イ: 国家総動員法は1938年。戦時下で資材が統制されました。
B=ウ: 国立近代美術館の開館は1952年。サンフランシスコ平和条約で主権回復した年です。
C=エ: 太陽の塔の万国博覧会=大阪万博(1970年)。高度経済成長期。
D=ア: 急激な円高・地価や株価の上昇=バブル経済(1980年代後半)。


大問5 公民(労働・経済)

〔問1〕(5点)

社会権として規定されている日本国憲法の条文はどれか。

  • ア思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
  • イ何人も、裁判所において裁判を受ける権利を奪はれない。
  • ウ公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。
  • エすべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
解答・解説

答え エ すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。

エ(教育を受ける権利)が社会権です。
ア 思想・良心の自由 → 自由権。イ 裁判を受ける権利 → 請求権(受益権)。ウ 公務員の選定・罷免 → 参政権。
社会権は生存権・教育を受ける権利・勤労の権利・労働基本権の4つと覚えましょう。

〔問2〕(5点)

「労働時間を原則として1日8時間・週40時間を超えてはならないと定め、毎週少なくとも1回の休日を与えることや男女同一賃金の原則などを規定している。2018年に改正され、時間外労働の上限規制が罰則付きで規定された。」この法律はどれか。

  • ア育児休業や介護休業について定めている法律
  • イ労働組合を組織することなどについて定めている法律
  • ウ労働条件の最低基準について定めている法律
  • エ雇用の場面における男女平等の確保を図る法律
解答・解説

答え ウ 労働条件の最低基準について定めている法律

ウ=労働基準法です。労働時間・休日・賃金など労働条件の最低基準を定めます。
ア 育児・介護休業法。イ 労働組合法(団結権・団体交渉権)。エ 男女雇用機会均等法。
労働三法は労働基準法・労働組合法・労働関係調整法です。

〔問3〕(5点)

Ⅰのグラフ(1995〜2023年の経済成長率)とⅡ(2001年の消費支出・実収入は前年より減少)から、2001年の経済状況のようなときの政府による財政政策と日本銀行による金融政策の組み合わせとして正しいものはどれか。

原本の資料を見て解きます

この問題は、ここに載せていない資料(年表・グラフ・選択肢の文など)を使います。原本PDFを開いてから取り組んでください。

  • ア増税し、国債を売る
  • イ増税し、国債を買う
  • ウ減税し、公共事業を増やす/国債を買う
  • エ減税し、公共事業を増やす/国債を売る
解答・解説

答え ウ 減税し、公共事業を増やす/国債を買う

2001年は経済成長率がマイナスで、消費支出・実収入とも前年より減少 → 不景気(不況)です。
不景気のときは、政府は減税し公共事業を増やしてお金の流れを増やします(財政政策)。日本銀行は国債を買って市中に出回るお金を増やします(金融政策・買いオペレーション)。
好景気のときは逆に、増税・公共事業の削減・国債の売却を行います。
ⅠのグラフとⅡの資料は原本PDFを見ながら確かめてください。

〔問4〕(5点)

労働分野における情報通信技術(ICT)の活用について、資料から読み取れる期待されることを簡単に述べよ。

原本の資料を見て解きます

この問題は、ここに載せていない資料(年表・グラフ・選択肢の文など)を使います。原本PDFを開いてから取り組んでください。

解答・解説

答え 記述問題(自分で書いてから、下の解説と見くらべましょう)

模範解答は「人口減少に伴う労働力の減少が予想される中で、情報通信技術(ICT)の活用により、労働資源を効率的に配分することや、場所の制約を受けずに就業する選択肢を広げることが期待されている。」です。
「課題(労働力の減少)→ 手段(ICT)→ 効果(効率的な配分・場所の制約がない働き方)」の順に書くとまとまります。
問題の資料(人口の推移とICT活用の資料)は原本PDFを開いて確かめてください。

自分で確かめるポイント

  • 人口減少に伴う労働力の減少が予想されることに触れた
  • ICTの活用により労働資源を効率的に配分できることを書いた
  • 場所の制約を受けずに就業する選択肢が広がることを書いた

大問6 国際社会

世界の略地図です。〔問1〕〜〔問2〕はこの略地図について答えます。A〜D、W〜Zは国を表します。

世界の略地図。国A〜Dと国W〜Zの位置が示されている

〔問1〕(5点)

略地図中のA〜Dのそれぞれの国に当てはまるものを、表のア〜エから答えよ。(我が国が輸入している食料品に関する資料)

原本の資料を見て解きます

この問題は、ここに載せていない資料(年表・グラフ・選択肢の文など)を使います。原本PDFを開いてから取り組んでください。

解答・解説

答え A ア B ウ C イ D エ

正答は A=ア、B=ウ、C=イ、D=エ です。
この種の問題は、①略地図で国を特定する → ②その国の気候・産業の特徴を思い出す → ③表の記述と照合する の順で解きます。全部正しく答えたときだけ得点になります。
輸入額や輸入量をまとめたア〜エの表は原本PDFを開いて読み取ってください。

〔問2〕(5点)

Ⅰのグラフ(W〜Zの国の1980年からの推移)とⅡの文章から、Ⅱで述べている国に当てはまるのは略地図中のW〜Zのうちどれか。

原本の資料を見て解きます

この問題は、ここに載せていない資料(年表・グラフ・選択肢の文など)を使います。原本PDFを開いてから取り組んでください。

  • アW
  • イX
  • ウY
  • エZ
解答・解説

答え エ Z

正答は Z です。Ⅰのグラフで示された推移と、Ⅱの文章に書かれた技術協力の時期・内容が一致する国を選びます。
グラフの問題は「いつ」「どれくらい」伸びたかを文章と突き合わせるのが基本です。
ⅠのグラフとⅡの文章は原本PDFを開いて確かめてください。

〔問3〕(5点)

世界の人口が拡大する中で、相互に発展することを目指し、調和のある貿易が期待されている。資料から読み取れることとして適切なものはどれか。
選択肢ア〜エの文は原本PDFで読んでから答えてください。

原本の資料を見て解きます

この問題は、ここに載せていない資料(年表・グラフ・選択肢の文など)を使います。原本PDFを開いてから取り組んでください。

  • ア原本の選択肢 ア
  • イ原本の選択肢 イ
  • ウ原本の選択肢 ウ
  • エ原本の選択肢 エ
解答・解説

答え イ 原本の選択肢 イ

正答は イ です。この問題は選択肢が資料の数値に細かく対応しているため、原本PDFの12ページを見ながら、選択肢の記述を1つずつ資料と照合してください。
資料読み取りの問題は、選択肢のなかの数字・年・国名を資料で1つずつ確かめるのが確実です。


答え一覧

見直し用です。考え方は各問題の「解答・解説」を開いてください。

大問 問 答え
1 〔問1〕 イ
1 〔問2〕 エ
1 〔問3〕 ア
2 〔問1〕 略地図 A〜D ウ 雨温図 ア〜エ エ
2 〔問2〕 P ウ Q エ R ア S イ
2 〔問3〕 ウ
3 〔問1〕 A ア B イ C エ D ウ
3 〔問2〕 略地図 W〜Z ア 表 ア〜エ イ
3 〔問3〕 記述
4 〔問1〕 古い順 1番目 イ 2番目 ウ 3番目 ア 略地図A ア
4 〔問2〕 1番目 エ 2番目 イ 3番目 ア 4番目 ウ
4 〔問3〕 記述
4 〔問4〕 A(1926〜1938) イ B(1943〜1959) ウ C(1959〜1975) エ D(1983〜1995) ア
5 〔問1〕 エ
5 〔問2〕 ウ
5 〔問3〕 ウ
5 〔問4〕 記述
6 〔問1〕 A ア B ウ C イ D エ
6 〔問2〕 エ
6 〔問3〕 イ

出典・原本

問題・正答は東京都教育委員会の公開資料によります。原本は以下から確認できます。

解説はYELL for ALLが独自に作成したものです。図・表は原本の画像ではなく、問題文の条件や数値から作り直しています。